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2020年3月6日
先日、聞いた話ですが発熱、咳、痰で相談者センターに問い合わせると決まって、「かかりつけ医があれば、まずはそちらで診てもらってください」と言われるそうです。
防護服が手に入らず感染防御のうまくできないクリニックが、この「かかりつけ医」であれば新型コロナウイルス感染者を受け入れた場合は、間違いなく汚染されます。
これでは、相談者センターが感染の拡大を助長しているようなものです。全然、政府の言っていることと違うではないかと思いました。
放射能ならばカウンターがあるのですが、新型コロナウイルスはカウンターがなく目に見えないものとの戦いです。
常日頃、個人的にクリニックレベルでの新型コロナウイルスを診察することに警鐘を鳴らしておりますが、やはりという論文が出たので、ご紹介します。米医学誌The new england journal of medicineに掲載された中国の新型コロナウイルス感染者1099人についての特徴を研究したものです。これによると、新型コロナウイルスによる肺炎で、入院時に37.5度以上の発熱があったのは43.8%で、過半数は熱が高くなかったという結果でした。咳の症状があったのが、67.8%で、胸部レントゲンでは異常な陰影を見つけられたのは40.9%と低く、胸部CTを撮影してはじめて異常な陰影が86.2%にみられたというものです。CTのない胸部レントゲンしかない、感染症の恐ろしい現場を経験したことのない、いわゆる町のお医者さんならば間違いなく新型コロナウイルス感染者を「かぜ」と診断してしまいます。今まさに、日本で新型コロナウイルスに感染し、発熱がなく肺炎があったという報告があるのをご存知ですか。
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