浦安せきぐちクリニック(内科・リウマチ科・皮膚科・泌尿器科)

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2014年7月11日

血圧測定-どっちの腕で測れば良いの?

答えは、右上腕です。

血圧測定部位は心臓から遠ざかると脈波の波形が変化するので心臓から出たばかりの大動脈弁の直上で大動脈圧を測るのが理想的です。
つまり、人間の解剖的位置から心臓に近いのは右上腕ということになります。

なお、手首で測定する血圧計は基本的にはあてになりません。
右腕は左腕より約2mmHg高くなります。血圧の左右差がある場合もあるので、時間があれば両腕でも測定してみてはいかがですか?
もし、血圧の左右差があれば動脈硬化などによる狭窄が考えられます。

2014年7月10日

関節リウマチに生物学的製剤はいつ使うの?

関節リウマチの勢いが強いときには、使用を考慮した方がよろしいです。
関節リウマチの勢いが内服薬で制御できていたが再燃してきた場合にも使用を考慮した方がよろしいです。
最後に、関節破壊のスピードが早い場合にも使用を考慮した方がよろしいです。

いずれにせよ関節リウマチの治療は柔軟に対応することが大切です。

2014年7月9日

関節リウマチ治療の光と陰-生物学的製剤と呼吸器疾患・診療の手引き

ご恩ある亀田秀人先生(東邦大学医療センター大橋病院 膠原病リウマチ科教授)がその委員の一人となり、関節リウマチにおける「生物学的製剤と呼吸器疾患・診療の手引き」が刊行されました。海外のエビデンスをそのまま日本にあてはめるという古くからの慣習がありますが、日本は日本ですので日本にあった診療のガイドラインということでとても期待されております。

関節リウマチの治療においては、生物学的製剤という画期的な治療法が開発され治験期間も含めればすでに18年目を迎えております。
インフリキシマブ(レミケード)の治験で、せっせと調剤し点滴し、その間に血圧を測ってと今ではなつかしく思いますが、もう約20年も前のことになってしまいました。
このように私は、生物学的製剤を日本で初めて関節リウマチに導入した施設でリウマチの診療に携わり、その治療の光と陰につき様々なことを経験してきました。

生物学的製剤が広まる以前は施設ごとで関節リウマチの治療の実力差があったのですが現在は生物学的製剤の種類も多くなり、施設間の実力差を埋める結果になっております。
言い換えれば、どこに行ってもリウマチ専門医にかかれば例えば私のようなリウマチ膠原病内科であっても整形外科であっても関節リウマチの勢い(関節痛・関節腫脹・CRP/血沈などの炎症)を止める事(光)はできるようになったということです。

当たり前のことではあるのですが、今回の発刊が良い例であるように、ただ関節リウマチの勢いを止めるだけが関節リウマチの診療ではないということです。
このことはリウマチ膠原病内科の診療をしている先生にはとてもよくお分かりと存じます。診療自体、とにかく丁寧だと思います。

私の診察の実際をご紹介しますと、まず診察室にお入りいただき、よく症状などにつきお話を伺い、血圧・脈拍測定、全身のリンパ節腫脹の有無、のど・歯の状態の確認、呼吸音、心音・心拍数を診て、そしてやっと全身の関節所見を拝見し、皮膚の状態を確認して血液検査を受けていただき場合により関節エコー、レントゲン/CT撮影をしていただき、それらの結果を総合評価して治療を決めて診察が終わるという具合です。

免疫という感染症から身を守るシステムが異常になっているのが膠原病ですから、その一つである関節リウマチも例外ではありません。
おのずと治療は、免疫を抑える、つまり感染に弱くなる治療を行います。
生物学的製剤も本来ならば、感染防御に働く物質を抑えるわけですので生物学的製剤を使用しない場合に比べ感染症をひきおこす(陰)確率は増します。
感染症で致命的な経過をたどる不幸な方のなかで少なからぬ割合を呼吸器合併症が占めているのは事実です。
間質性肺炎、ニューモシスチス肺炎、細菌性肺炎、肺結核など呼吸器合併症は管理すべきものです。

以前から、そうであるように関節リウマチ診療の実力差は、光と陰の管理バランスで決まると思います。

2014年7月8日

インターフェロン不要のC型慢性肝炎治療薬

昨年11月のブリストル・マイヤーズの発表後、このたびやっとインターフェロン(IFN)およびリバビリンの併用が不要な治療薬のダクラタスビル(ダクルインザ Ⓡ)とアスナプレビル(スンベプラⓇ)がインターフェロン(IFN)治療不適のゲノタイプ1型のC型慢性肝炎の適応で日本初の同時承認を取得しました。

心待ちにしていた薬剤の承認です。今後を期待しましょう。

2014年7月7日

風疹ワクチン

風疹は、予防接種を受けることが重要です。
妊娠する可能性のある女性は、事前に予防接種を受けておくことが大切です。
過去に風疹にかかったかどうか記憶が不確かな場合は、医療機関で抗体価の検査を受け、必要に応じて予防接種を受けることをお勧めします。

また、抗体が陽性の人が予防接種を受けても特別な副反応は起こらないとされているため、抗体価の検査を受けずに直接予防接種を受けても差し支えありません。
抗体価の低い人は予防接種により、追加免役の効果が望めます。

妊娠の可能性のある年代の女性が予防接種を受ける場合は、胎児への感染を防止するため、妊娠していないことを確かめたうえ、予防接種を受けることになります。
予防接種後は、最低2~3か月間の避妊が必要です。 また妊婦のパートナーや働き盛り世代の男性、同居の乳幼児や学童から妊婦への感染にも注意が必要です。

2014年7月6日

動悸とはいったいなんでしょう

内科的な話です。
何気なく”動悸”という言葉を使いますが、では動悸とはなんでしょうか?

動悸とは、心臓の存在を意識する感覚です。

どういうときに心臓の存在を意識するのでしょうか?
脈が早いか遅くなったとき、心臓の収縮力が強くなったとき、心臓の壁の動きが変になったときです。

動悸には、感受性の差があります。つまり、感じ易い人や感じにくい人がいます。
ナーバスな人は、動悸をよく感じるし、すぐ重篤な病気と思って受診してもぜんぜんたいしたことがないことや、しっかりとした心臓の異常があってもぜんぜんわからずたいへんなことになったなど様々です。

2014年7月5日

百日咳

咳嗽持続が4週以上の場合には、診断でシングル血清での血清学的検査を行います。

日本では、血清学的検査において小児では山口株320倍、成人では1280倍以上をもって有意と慣習的にされていますが若年成人においては160倍以上をもって有意ということが提唱されてはいますがまだ論争中です。

2014年7月3日

心電図-平定T波

人間ドックで、「平低T波を認めるので冠動脈疾患の精査を受けること」という通達が来ました。
さて、あなたはどうしますか?

まず、平定T波とはT波高がR波高の1/10以下のもので、R波高が10mm以下の場合は平定T波自体の診断不可となります。
なお、T波の高さからは心筋梗塞などの冠動脈疾患に関しては信頼できる情報を得ることはできません。
平定T波は、むしろ健常な心臓で認められることが多い所見です。

特異性は低いのですが、平低T波をきたす病気は、低カリウム血症、心膜液貯留、甲状腺機能低下症です。
平低T波のみならば、本来は運動負荷を行う意義も少なく虚血性心疾患を疑わせるものでもありません。

つまり、精査を受けることとするのは言い過ぎかもしれません。

2014年7月2日

関口家のルーツ

このたびは、関口家のルーツについて紹介します。

亡くなった祖父によれば、もともと関口は葛西の方から浦安に来たということです。
親類縁者も浦安だけでなく、葛西にもいるのはこのためです。

ご存知の方もおられるでしょうが葛西と浦安はもとは一続きの土地だったそうです。
これが江戸川の洪水を防ぐために徳川幕府の命令で人工的に葛西と浦安の間に溝を掘り、現在の江戸川の流れが作られたというのだからとても興味深いです。

葛西にも浦安にも堀江という地域があるのは、その名残だそうです。
葛西出身の関口の流れをつぐ私は、関節リウマチを専門とするわけですから葛西在住の関節リウマチでお困りの方は是非とも当院までお越しいただきたいと考えております。

全身全霊をかけて救わなければいけないという使命がございます。

2014年7月1日

糖尿病性骨症

糖尿病性骨症は、一般に考えられているよりも多くインスリン分泌不足の直接的な影響で骨芽細胞によるコラーゲン産生が低下することが主な原因です。

しかしながら糖尿病診療においては、HbA1cがいくつとそればかりを気にして骨粗鬆症が見落とされていることが多いのが実情でとても残念です。
糖尿病の方には、骨密度を測定し早期に骨粗鬆症を発見し治療することが大切です。

2型糖尿病の方に骨粗鬆症治療薬のビスホスホネートを投与した際、血管内膜厚の有意な減少が認められたという報告があります。
つまり、ビスホスホネートにはアテローム形成抑制作用があるということを示唆するものです。

以下のリンクから問診票(リウマチ科は初診用と再診用があります)をダウンロードしていただき、あらかじめ記入してご来院いただきますと、比較的スムーズにご案内することができます。ご協力をよろしくお願いいたします。

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