診療のご案内
成人男性に発症する脱毛症のことです。男性の思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか、または双方から薄くなっていきます。
男性型脱毛症の多くは、男性ホルモンのテストステロンが酵素により変換されてできたジヒドロテストステロンの働きに関係して起こります。
AGAは進行性なので何もしないと段々と薄毛が進行していきます。そのためには早めのケア、治療が大事です。
AGAは、さまざまな原因が絡み合って生じる病気です。主な原因として挙げられるのが、男性ホルモンの影響、遺伝的要因、環境要因の3つです。
もっとも多い原因とされてる男性ホルモンは、体毛やひげの成長を促す作用がありますが、一方で、頭髪の抜け毛を促す作用も持ちあわせています。
両親や祖父母から受け継いだいくつかの遺伝子がAGAに関与しているとされています。
ストレスや喫煙は頭皮への血行を悪くし、悪玉コレステロールが増える高脂血症は毛細血管への血流が悪くなり、毛髪の血行不全を招きます。
偏食や過剰な飲酒習慣がある方は、髪の毛の成長に必要な栄養分が足りなかったり、肝臓の機能が悪く、必要な栄養分を作り出せなかったりすることで、発毛の妨げになります。
AGAは、放っておくとどんどん進行してしまいます。
通常、うす毛になっていても、毛包が存在している限り髪はまだ育つ可能性があり、なにより早めのケアが大切です。
後悔する前に、一度医師に相談してみませんか?
髪のお悩みを解決しましょう!
最も有効なAGA対策の1つが、男性ホルモンのジヒドロテストステロンへの対策です。男性ホルモンが頭皮に存在する5α-還元酵素(リダクターゼ)という酵素と結合し、ジヒドロテストステロンに変化します。
そのため、ジヒドロテストステロンを高濃度にしないためには、5α-還元酵素を阻害することが有効です。
AGA治療薬として有名なプロペシアは5α-還元酵素阻害薬と呼ばれ、有効成分である「フィナステリド」には、その5α-還元酵素を阻害してくれる働きがあります。
プロペシア同様、AGA発症の原因となるジヒドロテストステロンを抑制する働きがあります。プロペシアに続きAGA治療薬として厚生労働省に認可されました。
特徴は、ジヒドロテストステロンに変換する原因となる5α-還元酵素(リダクターゼ)の「Ⅰ型」「Ⅱ型」どちらも阻害してくれるという点です。
従来はⅡ型が主な原因とされていたのですが、プロペシアでは効果が見られなかった患者がⅠ型も阻害してくれるザガーロで発毛効果を得られたという例があり、注目が高まっています。 今までプロペシアでは思うような効果が見られなかった方にも有効といえるでしょう。
薬の種類 | 料金 |
---|---|
プロペシア 1mg 28錠 | 7,700円 |
フィナステリド 1mg 28錠(ファイザー) | 5,900円 |
フィナステリド 1mg 28錠(クラシエ) | 4,500円 |
ザガーロ 0.5mg 30錠 | 8,600円 |
デュタステリドカプセル 0.5mg (マイラン)30カプセル※1 | 4,200円 |
※1デュタステリドカプセル 0.5mg (マイラン)30カプセル
デュタステリドカプセル0.5mgZA「MYL」30カプセル(ザガーロのジェネリック)になります。
※表示価格はすべて税込みです。
皮脂の分泌を多くして頭皮の老化を早めるとされる脂質や、血液をドロドロ状態にして頭皮に悪影響を及ぼす糖質の多い食べ物は控えめにするようにしましょう。
塩分の摂取量過多で血行が悪化したり、脂ののったステーキやラーメンなどの食べ過ぎで頭皮の栄養が不足してしまう可能性があります。
毛髪の影響分である亜鉛や発毛効果があるリジン、ビタミンB類等を摂取しましょう。
タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させる作用を持ち、血流を悪くしてしまいます。
血流が滞ることで、酸素の体内の運搬が滞り、毛母細胞は健康な髪を作るために酸素を使いため、十分な量の酸素が届かないことは死活問題です。
さらに、血行を滞らせることで体中のエストロゲン(髪の成長を助け、髪の生育期間を延ばし、血流を改善することで頭皮を健康に保つ女性ホルモン)を作りづらくしてしまうため、結果、毛が薄くなるだけでなく、新たな毛髪も作られなくなってしまいます。
ストレスによる負荷が大きくなると、自律神経のバランスが乱れます。それによって、ホルモンバランスが崩れてしまい、ヘアサイクルに乱れが生じるのです。
ホルモンバランスは髪にとって非常に重要な役割を果たしています。