診療のご案内
貧血の原因はさまざまです。深刻な病気が見つかることもあるので「貧血かな?」と思ったら病院で検査を受けてみることをお薦めいたします。
貧血のなかで、頻度の高いものは、鉄欠乏による「鉄欠乏性貧血」です。
女性においては、月に一度、生理により血を失うため男性よりは貧血になりやすいです。
過多月経(生理のときにグミみたいな血の塊が混じるかどうかで簡単に判断できます)の方であればなおさらです。
症状は、動いたときにドキドキして疲れやすくなります。
そして、頭痛、めまい、耳鳴り、息切れ、ふらつきなどもおこります。
また、鉄欠乏状態が長く続くと爪ももろくなってしまいます。
なかなか食事療法だけでは良くならないため、鉄剤の服用または注射により治療いたします。
心配のある方は、一度ご相談ください。
悪心・嘔吐、腹痛、便秘、下痢などがあります。
これは、服用した鉄剤が胃から上部小腸で急激に溶け出す事によります。
副作用の対処法としては、鉄剤の内服時間を空腹時から就寝前に変更してみると効果があります。