診療のご案内
糖尿病は予備群も含めると約2200万人といわれております 。
症状がなかなかでないため、気づいたときにはすでに色々な臓器に障害がでて、手遅れということがあります。このため症状がでる前に診断し、積極的に治療することが大切です。
腎臓や眼が障害されてからでは遅いのです。
糖尿病治療の特徴は、主役が「本人」という点です。
「血糖コントロール」という目標に向かい、運動療法や食事療法を行い、必要ならば医師の判断で内服を開始したりインスリン療法を開始したりと、あたかもオリンピック代表選手が試合で勝つために、常日頃、体を鍛え食事の管理をしっかりし、そしてコーチの指導を受けるということにも似ております。
高血圧や脂質異常症など動脈硬化を進める他の疾患検索のため血液検査、尿検査をしていただき、必要があればこれらも治療し、糖尿病による合併症予防のための目標値HbA1c 7.0未満達成のため食事・運動療法、内服、インスリン治療を柱として治療を進めております。 また、糖尿病の方は、1型糖尿病であれば最大12倍、2型糖尿病であれば最大2倍という頻度で骨粗鬆症による骨折を起こすことが知られておりますので、骨密度測定を行い必要であれば治療を行っております。
オリンピック代表になったという気持ちで糖尿病克服に向け、いっしょにがんばっていきましょう!