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リウマチ性多発筋痛症

高齢者、とくに65歳以上の方が、朝のこわばりや、頸から肩にかけての筋肉痛、または、女性の履くガードルで覆われる範囲の筋肉痛を訴えられて受診される原因不明の病気です。

発症は急速で、微熱(通常は、高熱にはならない)、食欲低下などの症状に続き、1から2週間で、全体の症状がでそろいます。しばしば抑うつ状態が見られ、体重も減ってしまいます。関節炎や筋炎の所見はなく、CRPや赤沈とよばれる炎症を表す値が高くなります。

男女比は、1:2で女性にやや多い傾向があります。

リウマチ性多発筋痛の約30%に側頭動脈炎(巨細胞性動脈炎)を合併し、頭痛、視力障害、ご飯を食べていて顎が疲れる(顎跛行(がくはこう))という症状がでることがあります。逆に側頭動脈炎の約50%にリウマチ性多発筋痛症を合併するとされています。しかし、日本では、側頭動脈炎を合併した例は少ないようですが、仮に合併した場合には、失明の問題がでてきます。

採血をした場合はどうかといえば、膠原病領域で問題になる抗核抗体やリウマチ因子とよばれるものは、通常は陰性です。炎症を表すCRPや赤沈とよばれるものは上昇します。

診断は、以下の基準に照らし合わせて行います。

診断基準(1979年のBirdらの基準)

  • 両肩の痛み・こわばり
  • 2週間内に症状出現
  • 赤沈40mm/時間以上
  • 朝のこわばり1時間以上
  • 65歳以上
  • 抑うつ状態・体重減少
  • 両上腕を圧したときに痛む

これらのうち
① 3項目以上ある場合
② 1項目以上と側頭動脈を生検し異常所見がある場合
ステロイド剤が有効な場合は、診断に役立ちます。

治療について

治療は、ステロイド剤が著効します。

プレドニゾロンを1日に10~20mg内服します。すると、劇的に効いて、翌日あるいは遅くとも1週間以内には痛みは良くなります。

以後、プレドニゾロンを徐々に減量していきますが、減量が早すぎると、また症状がぶり返しますので、慎重に減量し、一般的には、1~2年間は、プレドニゾロンを1日5mgくらい内服し続けます。

側頭動脈炎を合併した場合には、失明に至る危険もあり、プレドニゾロンを1日60mg程度内服します。このため、原則として入院治療となります。

再発について

再発は、2人から4人に1人の割合で起こります。
ステロイドを減量するスピードが早かった場合や中止した場合に再発しやすいです。

再発した場合の治療法は確立していませんが、一つの方法としてはステロイドを徐々に減らしていた最中の再発の場合は減量前のステロイド量に戻します。そして、今後、減量のスピードを遅くしたり保険適応はないのですが抗リウマチ薬を併用したりします。

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