診療のご案内
淋菌(Neisseria gonorrhoeae)が原因。
主な症状は、排尿すると痛む、陰茎の先が赤くなる、尿道から膿がでるなど。
潜伏期間は、2〜7日。
診断は、尿道からの分泌物や初尿でのグラム染色標本の検鏡だが感度が低いので、淋菌の確認には培養法、PCR法などの核酸増幅方が用いられる。
治療としては薬剤耐性を持つ淋菌が増えており、セフトリアキソン、セフォジジム、スペクチノマイシンなどの一部の注射剤のみ有効である。
クラミジアトラコマティス(Chlamydia trachomatis)が原因。
主な症状は、軽い排尿痛や尿道部不快感、尿道からサラサラとした少量の分泌物がでるなど。
潜伏期間は、1〜3週間。
治療としてはマクロライド系、テトラサイクリン系、ニューキノロン系抗生物質を約2週間服用する。