診療のご案内
特徴としては、
潜伏期間 | 約2〜3週間 |
---|---|
感染経路 | 飛沫感染、接触感染 |
感染期間 | 耳下腺などの唾液腺が腫脹する1〜2日前から腫脹5日後までが 最もウイルス排出量が多く、他への感染の可能性が高い。 |
症状 | 全身の感染症だが耳下腺の腫脹が主症状で、顎下腺なども腫れる。 腫れは2〜3日でピークに達し、3〜7日間、長くても10日間で消える。 痛みを伴い、酸っぱいものを飲食すると強くなる。 |
診断 | 臨床症状により診断されるが、確定のためには血液での抗体検査、ウイルス遺伝子診断、ウイルスの分離など。 |
治療 | 有効な治療薬はなく、対症療法が行われる。 |
予防法・ワクチン | ワクチンによる予防が可能。 ワクチンによる無菌性髄膜炎は2,000〜3,000人に1 人、急性脳炎の発症率は約25万人に1人と、自然感染時に比べ低い。 飛沫感染、接触感染として一般の予防法を励行するが、不顕性感染があり、発症者の隔離だけでは流行を阻止することはできない。 |
登校(園)の基準 | 耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで出席停止とする。 |
合併症約100人に1人が無菌性髄膜炎を、500〜1,000人に1人が回復不能な片側性の難聴を、3,000 〜5,000人に1人が急性脳炎を併発する。
参照:学校において予防すべき感染症の解説 文部科学省