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2020.08.10
関節リウマチ
関節リウマチ治療薬の承認順
日本においての承認順を、まとめておこうと思います。
csDMARDs
1992年・・・ブシラミン(研究したことがあり愛着のある薬)
1992年・・・ミゾリビン(ミゾと水(ミズ)をかけて、水みたいな弱い薬と言われていたが服用法を工夫すると良い)
1999年・・・メトトレキサート(今でも第1選択薬)
2002年・・・サラゾスルファピリジン(皮疹の頻度が多い)
2003年・・・レフルノミド(時代に泣かされた薬で、副作用騒動の際に生物学的製剤が承認され、今は限られた方にしか使用されていない)
2005年・・・タクロリムス(少量のステロイドとの相乗効果)
bDMARDs
2003年・・・インフリキシマブ(寝たきりの人が点滴の翌日には歩くことができ驚愕の事実を目の当たりにした)
2005年・・・エタネルセプト(トシリズマブと双璧をなす良い薬)
2008年・・・アダリムマブ(世界的に、よく処方されている)
2008年・・・トシリズマブ(日本で開発、新型コロナウイルス感染でも期待されている)
2010年・・・アバタセプト(間質性肺炎などの肺病変がある方で、長期罹患の方に使用されたという不利な状況にもかかわらず効果を示した)
2011年・・・ゴリムマブ(効果は優れているものの薬価に泣かされた)
2013年・・・セルトリズマブ ペゴル(胎盤通過性がなく妊婦に期待)
2018年・・・サリルマブ(トシリズマブとの競争で、やや不利か、新型コロナウイルス感染でも期待されている)
tsDMARDs
2013年・・・トファシチニブ(JAK阻害薬、帯状疱疹に注意)
2017年・・・バリシチニブ(JAK阻害薬、帯状疱疹に注意、新型コロナウイルス感染でも期待されているが血栓の心配あり)
2019年・・・ペフィシチニブ(JAK阻害薬、帯状疱疹に注意)
2020年(?)・・・ウパダシチニブ(JAK阻害薬、帯状疱疹に注意)