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2020.08.08

関節リウマチ

新型コロナウイルス流行期の関節リウマチ治療

リウマチ性疾患をお持ちの方から、新型コロナウイルスに感染したかもしれずと不安なときに治療をどうしたら良いかと尋ねられる度、私見を述べさせていただいておりました。「まず、症状がなければ今までどおり治療は続けてください。もし、風邪のような症状がでたらステロイドを服用している場合は継続し、その他の免疫を抑える治療薬は中止すべきかを相談してください。おおまかですが、中止するとしたら1週くらいで良いことが多いと思います。」という具合です。
本日、待望のWeb版日本内科学会に参加し、日本リウマチ学会新型コロナウイルス対策本部本部長の竹内勤先生の講演が聞けたため、その講演内容を紹介します。
まとめますと、日本リウマチ学会新型コロナウイルス対策本部の考えは以下です。

リウマチ性疾患の方は、新型コロナウイルスにかかる危険性は、一般よりも高い可能性あり。
リウマチ性疾患の方が、新型コロナウイルスにかかっても、入院となる、もしくは言うのも憚れることですが亡くなる危険性は、一般と同等。
リウマチ性疾患の方が、新型コロナウイルスにかかったとき重症になる要因として、免疫抑制薬、生物学的製剤、JAK阻害薬は関係しない。
グルココルチコイド(ステロイド)を1日10mg以上使用している方は入院する傾向があり、生物学的製剤として抗TNF阻害薬を使用している方は、入院する傾向を下げる。
いままでの治療薬を中断すると、リウマチ性疾患が高率に悪化する。

我々は、ウイルスに感染するとインターフェロンという物質を出して抵抗します。
SARSやインフルエンザでは、このインターフェロンが出てきますが、新型コロナウイルス(SARS-COV-2)は、SARSと言ってもSARSとは異なり、
インターフェロン(IFN-IやIFN-III)が出てこなくて、炎症を引きおこす炎症性サイトカイン(IL-6、IL-1)が多くでてくるのが特徴です。
なぜ新型コロナウイルスで、関節リウマチの治療薬であるIL-6受容体抗体であるトシリズマブや、また炎症経路を抑えるJAK阻害薬が話題になっているのか多少なりともわかっていただけると思います。

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