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2020.08.14
近況
怪我をしたときに破傷風ワクチン
怪我をしたときに、破傷風にならないか心配になると思います。
破傷風菌は、土壌や糞便中などに広く存在し、いつでもどこでも感染の機会があり創傷などから感染します。
やや古いですが、2011年の破傷風の報告数は118(1)もあり、個人的には驚きました。
乳幼児期に DPT-IPV、DPT ワクチン又は DT トキソイドの接種を受けていない場合は、1回0.5mLを2回、3〜8週間の間隔で接種し、その後、追加免疫として1回、初回免疫後6ヶ月以上の間隔をおいて接種します。
その後の追加免疫は、10年毎に0.5mLを1回接種します(2)。
怪我をした時のワクチンの流れを作図しましたので、参照してください。
破傷風予防法
(1)https://www.niid.go.jp/niid/ja/all-surveillance/2085-idwr/ydata/3222-report-ja2011.html
(2)環境感染誌 Vol. 35, Suppl. II, 2020