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2021.02.05
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マナウス(ブラジル)の新型コロナウイルスの流行から思うこと
ブラジルは、知ってのとおり感染拡大を無視し経済を優先せざるを得なかった国です。そのブラジルのマナウスという所は2020年10月までに人口の約80%が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染したとされる場所です。通常であれば、集団免疫ができて再び、感染が拡がるはずはなかったのですが、実際は2021年1月に再び感染拡大をしました。要因として、感染した後にできる免疫が、弱まった結果ではないかとも考えられましたが、どうもこれだけでは説明がつかないということです。報道されているように、新型コロナウイルスは変異しており、以前のものではなく変異した新型コロナウイルスにより感染が拡大したのではないかということも考えられております。伝染する力が増したイギリスと南アフリカの変異新型コロナウイルスが、今、猛威を奮っておりますが、この2つの国も変異ウイルスの前には十二分に感染者が多かったところです。そう考えると、2019年版の新型コロナウイルスワクチンで、世界的な流行が収束できるかということについては、強い疑問をいだきます。本物に感染した人が再び感染している状況なのに、ワクチンで擬似的に作り上げた免疫力が勝るわけはないという考えからです。感染症というものは、そこに行くと感染してしまうという危ないところに足を踏み入れないことが基本中の基本です。君子危うきに近寄らずです。新型コロナウイルスにかかる典型例は、すでにわかっていると思います。何度も耳にしていることだと思います。困ったものです。本当に、今、絶対それをしたいのならば感染を気にせず命がけでするという考えもあるかと思います。しかし、今まで生きてきた中で、命がけのことは、あっても1、2回くらいではないでしょうか?
参照 www.thelancet.com Vol 397 February 6, 2021