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2024.11.14

糖尿病

インスリン注射の正しい打ち方と「インスリンボール」を作らないコツ

インスリン注射の正しい打ち方と「インスリンボール」を作らないコツ

糖尿病治療でインスリン注射を行っている方の中には、「注射したところが硬くなっている」「しこりができてしまった」と感じたことのある方も多いのではないでしょうか?
これは「インスリンボール」と呼ばれる状態です。

インスリンボールとは?

インスリンボールとは、同じ場所に何度もインスリンを注射することで皮下脂肪が肥厚して、しこりのように硬くなる状態です。インスリン由来アミロイドーシスとも呼ばれます。見た目にはわかりにくいこともありますが、触ると弾力のあるかたまりのように感じられます。

インスリンボールができると、以下のような問題が起こります:

  • インスリンの吸収が悪くなり、血糖値が安定しにくくなる

  • インスリンの効果が出にくくなり、注射量が増えてしまう

  • しこりによる違和感や、皮膚の見た目の変化が気になる

インスリンボールを作らないためには?

インスリンボールは、**正しい注射の方法を続けることで防ぐことができます。**以下のポイントを意識してみてください。

① 注射する場所を毎回変える(ローテーション)

インスリンは、お腹・太もも・腕・お尻など、皮下脂肪のある場所に注射しますが、毎回同じ場所に打つとインスリンボールの原因になります。
たとえばお腹に打つ場合も、上下左右に1〜2cmずつずらして注射していくようにしましょう。

② 強く押し付けすぎない

針を強く押し付けすぎると、皮膚や脂肪組織が傷つきやすくなります。適度な力でゆっくりと刺すようにしましょう。

③ 使用済みの針は毎回交換する

針を繰り返し使うと、先端が丸くなり、皮膚に余計なダメージを与えてしまいます。針は毎回新しいものに交換するようにしましょう。

④ 自分では見えづらい部位は、鏡を使ったり、ご家族に協力してもらう

腕やお尻など自分で確認しにくい場所に注射するときは、無意識に同じところばかり打ってしまうことがあります。鏡を使ったり、打つ部位を記録しておくと良いでしょう。


最後に

インスリンボールは、適切な注射方法を身につけることで予防できます
すでにしこりのようなものを感じている方も、早めに医師や看護師に相談し、注射部位の見直しを行うことが大切です。

浦安せきぐちクリニックでは、糖尿病治療・インスリン注射の正しい方法について丁寧に指導を行っています。
ご不安な点があれば、いつでもご相談ください。

浦安せきぐちクリニック(内科・リウマチ内科・皮膚科・泌尿器科)院長 日本糖尿病協会療養指導医 関口直哉

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