浦安せきぐちクリニック院長ブログ

浦安せきぐちクリニック 内科・リウマチ内科・皮膚科・泌尿器科
浦安駅より徒歩3分 お問い合わせはこちらから 047-306-3557

ホーム > ブログ > 2025.04.29

浦安せきぐちクリニック院長ブログ

ブログ

浦安せきぐちクリニック院長ブログ 浦安せきぐちクリニック院長ブログ

2025.04.29

関節リウマチ

関節リウマチで、朝のこわばりはなぜ起こる?原因と対策

浦安市のリウマチ科クリニック「浦安せきぐちクリニック」 の院長ブログへようこそ。今日は、関節リウマチの特徴的な症状である 朝のこわばり について解説します。

朝のこわばりとは?

関節リウマチを持つ多くの方が「朝、関節が固まってしまい、なかなか動かせない」と感じます。この固まってしまい、なかなか動かせないというものが「こわばり」で、起床後 30分~1時間以上 続くこともあり、日常生活に影響を及ぼします。

なぜ朝にこわばりが強くなるのか?

朝のこわばりの原因には、免疫の異常炎症物質の働き が関係しています。

炎症性サイトカインの夜間増加

関節リウマチでは、関節の炎症を引き起こす IL-6(インターロイキン6) などのサイトカインが 夜間に増加 します。
そのため、朝起きるころには炎症がピークとなり、関節が硬くなってしまうのです。

ステロイドホルモン(コルチゾール)の分泌低下

通常、健康な人の体内では 朝にコルチゾール(抗炎症ホルモン) が増加し、炎症を抑える働きをします。
しかし、関節リウマチの患者さんは コルチゾールの分泌リズムが乱れがち で、炎症が十分に抑えられず、こわばりが続くのです。

朝は、関節炎を引き起こす炎症性サイトカインの方が、炎症を抑えるコルチゾールより、早く上昇のピークを迎えるので、朝のこわばりがおこりやすい状態となっております。

夜間の関節の動きの低下

寝ている間は関節を動かすことが少ないため、炎症による硬直が強くなります。朝になって動かし始めると、徐々に和らぐのですが、その間に痛みや不快感を伴うことがあります。

朝のこわばりを軽減する方法

関節リウマチの朝のこわばりを和らげるためには、以下の方法が有効です。

  • 寝る前に軽いストレッチ を行い、関節をほぐしておく
  • 温熱療法(温かいタオルや入浴) で血流を良くし、こわばりを緩和
  • 医師の指示に従い、適切な時間帯に薬を服用(時間療法)

浦安市で関節リウマチの治療を希望される方へ

当院では、関節リウマチの診断・治療を行い、皆さまが快適に日常生活を送れるようサポートしています。

関節リウマチの症状や治療について詳しく知りたい方は、浦安せきぐちクリニック公式サイト をご覧ください。

浦安せきぐちクリニック 院長 関口直哉


参考文献  Ann Rheum Dis 2009;68:63–68

ブログ一覧へ戻る 

浦安せきぐちクリニック 皮膚科
リウマチ専門サイト
まもれ関節
リウマチガイド
浦安せきぐちクリニック AGA
内科MCIスクリーニング検査プラス
オンライン診療と同意書
浦安せきぐちクリニック通信 院長ブログ
役立つ情報を発信しております
浦安せきぐちクリニック浦安駅より徒歩3分浦安駅より徒歩3分
診療時間
               
 土 日・祝
 9:00 - 12:30
電話受付 8:40~
窓口受付 8:50~
月~金
最終受付 12:30
14:30まで
(最終
受付
14:00)
15:00 - 18:30
最終受付18:00

※診療時間の詳細は各科項目をご覧下さい。

電話予約

アクセスページへ