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2021.07.03

関節リウマチ

リウマチ膠原病の治療中の方が新型コロナウイルスワクチンを接種するときの注意点

現在、新型コロナウイルスワクチンについて、自分は基礎疾患に該当するのかしないのかで、頭を悩まされている方が多いと思います。
なかでもリウマチ膠原病については、基礎疾患にあたると考えていただいて問題ありませんので、この場を借りて申し上げます。
リウマチ膠原病のため服用、注射している薬剤があるから新型コロナウイルスワクチンを接種することができないということはありません。
もちろん、新型コロナワクチンを接種したときに副反応が特別に起こりやすいという報告もありません。
メトトレキセートなど、リウマチ治療薬は免疫抑制を起こすため新型コロナウイルスワクチンの効果を弱めてウイルスに対する抵抗力(抗体)が十分作られない可能性があるため、リウマチ治療薬をワクチン接種前後で、どのように調整するかは色々と意見があります。
生物学的製剤(レミケード、エンブレル、アクテムラなど)の注射をしている場合、いつワクチンを打てばよいのかということについても意見が分かれています。日本では、ワクチンの副反応なのかどうかわからなくなるため、同日でない日にワクチン接種すべきというのが一般的な意見です。
しかし、日本リウマチ学会からは、今のところ特別な見解は出ておりませんので新型コロナウイルスワクチンを接種するときの注意点として、一つの拠り所として、6月に公開されたアメリカからの指導要綱を紹介します。
簡潔に、
ミコフェノレイト(セルセプト):ワクチン接種後1週間は服用しない。
メトトレキサート:ワクチン接種後1週間は服用しない。
JAK阻害剤(セルヤンツ、オルミエント、スマイラフ、リンヴォック、ジセレカ):ワクチン接種後1週間は服用しない。
アバタセプト皮下注射(オレンシア皮下注):1回目のワクチン前後各1週間は注射せず、2回目はワクチンに関係なく注射してよい。
アバタセプト点滴静注(オレンシア点滴静注):1回目のワクチン接種をアバタセプトの点滴から4週間後に行うようにし、ワクチン接種の1週後にアバタセプトの点滴とする。2回目の接種の際は、調節なし。これは、少し、ややこしいので図を参照してください。
鎮痛解熱薬(アセトアミノフェン、イブプロフェン、ロキソプロフェン、ジクロフェナクなど):ワクチン接種の24時間前からは服用せず、症状がでたときに使用する。
他の薬剤については、調整なしでワクチン接種可能。
これらは、参考ですので個々に対応して決めていくのが実際的でしょう。

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