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2021.08.30
内科
新型コロナウイルス|新型コロナウイルス第5波の深刻さ
今回の第5波は深刻で、医療現場は確かに逼迫しております。
新型コロナウイルス以外で入院が必要になったときに、病院に電話をし伺いを立てると満床でお受けすることができず申し訳ないという悲痛なお答えをいただくことが多くなりました。
最近、自分が勤務していた川越にある総合医療センターの岡先生もTVで医療現場の逼迫の度合いを訴えております。
私がいた頃は月に2日休みがもらえれば良いくらいの医師不足の病院ですから、勤務している同僚は、ほぼ休みなく働かないといけない状況であると推察します。
医師だから、当たり前と考えられておりますが医師にも家庭があるのです。幸せを追求する権利があるのです。
新型コロナウイルス感染者を診察したら、おそらく同僚は自宅には帰らないと思いますので、心が痛みます。
医療従事者は、自身の生活を犠牲にして新型コロナウイルスの治療にあたっております。
自分が今、勤務していたら、おそらく自宅には戻れず毎日のように病院にいたでしょう。
「旅行に行ってきました」「外食してきました」「野外フェスに行きました」「お盆だから実家に帰ってきましたが、密を避けていたから大丈夫」など、確かに人間ですから仕方がないことです。
ただ感染者のため、自身の幸せを投げ打っている人がいることを知って欲しいです。
感染対策の要は、感染しないことで、それにはマスクは有効です。
だからマスクを外したときに、その場所は本当に安全ですか?
新型コロナウイルス感染に対する有効な治療薬がない今、こう考えることが大切です。
皆が協力して、感染しないようにしましょう。
文責 浦安せきぐちクリニック(内科・リウマチ内科・皮膚科・泌尿器科)院長 関口直哉