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2018.07.20
内科
熱中症
高気圧が重なり合うと地表面では、熱が発生しやすくなります。夏の日差しは、さらに地表面を熱します。湾岸地域の湿度は、先日、産業医巡視の際に、ディズニーランド近くで測定してきたら90%でした。
湿度は、汗の蒸発の妨げとなります。都市化にともなうアスファルト、ヒートアイランド現象など今月は熱中症を起こすのに最適な条件が揃っております。
水分補給は、汗の供給源として大切ですが、その汗が乾かないと意味がありません。だから、気温の高いときに水温も上がっているプールで、熱中症がおこるのです。
体温を下げるために汗が乾くことが大切です。ただ、「水分補給」とだけお伝えするのは片手落ちです。汗をどのようにしてかいて、そして汗をうまく蒸発させることを考えて行動すれば自ずと熱中症対策になります。
今は、熱中症をおこす嵐が日本列島を覆っていると考えるべきでしょう。
嵐の時に、外を出歩く人は普通いませんよね。学校行事で、郊外学習などはもってのほかです。
熱中症にならないよう、屋外業務の方は、仕事の時間短縮、仕事開始時刻の見直しが必要です。
熱中症は、脳が茹で上がる、つまり、命とりになります。
なってからではどうしようないのでならない工夫をしましょう!