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2021.11.30
リウマチ内科
疾患修飾性抗リウマチ薬(Disease Modifying AntiRheumatic Drugs: DMARDs)について|リウマチ内科
関節リウマチの治療薬を疾患修飾性抗リウマチ薬 (Disease Modifying AntiRheumatic Drugs: DMARDs)と言います。疾患修飾性抗リウマチ薬の登場までの主役はステロイド剤や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)でしたが、これらは単なる鎮痛薬で、これとは違い関節が破壊され日常生活の質が著しく損なわれてしまわないように、つまり関節リウマチの自然経過を変える(修飾する)ことができる薬剤という意味で名付けられたようです。個人的には、長ったらしいので、他に良い名前がなかったものかと残念な思いはしております。加えて、効果が出るまでに時間がかかることから、別名、遅効性抗リウマチ薬です。開始後3〜6ヶ月で効果判定をしていきます。
文責:浦安せきぐちクリニック(内科・リウマチ内科・皮膚科・泌尿器科)院長 関口直哉