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2021.12.06
内科
眠れない 不眠症
不眠症についてのお話です。「眠らなければと思えば思うほど目が冴える」、「ウトウトしたかもしれないが寝た気がしない」、「夜中に何度も目が覚める」など眠りに対して問題を抱えている方は多いと思います。現代社会は、ただでさえストレスが多く、加えてコロナ禍ですので嫌になります。不眠症は、長期間にわたり夜間の不眠が続くことと日中に精神や身体の不調を自覚し生活の質が低下することの2つがあると診断されます。このような不眠についての相談を受けたときは、まず原因となる病気がないかを精査することが大切です。とくに生活習慣病は、不眠症の原因として重要です。高血圧症では、交感神経(体の機能を活発 にする神経)が興奮しているため睡眠が障害されやすく、糖尿病では、高血糖に伴う多飲・頻尿、神経障害による痺れや痛みが睡眠を障害します。肥満・メタボリックシンドロームも、交感神経の興奮や睡眠時の無呼吸により睡眠が障害されます。眠れなくても大丈夫、明日は眠れるよくらいの軽い気持ちになれれば良いのですが、そうもいかないのが不眠症です。当院では、内科的な見地で、不眠症の治療に取り組んでおります。気軽に相談してください。
文責:浦安せきぐちクリニック(内科・リウマチ内科・皮膚科・泌尿器科)院長 関口直哉


