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2017.10.06
関節リウマチ
サリルマブ(ケブザラ®️)(浦安・新浦安・行徳・葛西・船橋のリウマチ科・内科・皮膚科・泌尿器科のクリニックならばせきぐちクリニック)
浦安のリウマチ科・内科・皮膚科・泌尿器科のせきぐちクリニックの院長、関口です。
ヒト型抗IL-6受容体モノクローナル抗体のサリルマブが商品名ケブザラ®️として、既存治療で効果不十分な関節リウマチへの効能・効果で製造販売承認を取得しております。
個人的にはサリルマブの方がなじみがあるのですが、ケブザラと濁点ばかりのカタカナ名・・・。
そのようなネーミングになっては仕方ありませんので、慣れるしかないでしょう。
先発生物学的製剤の後発品、厳密には同等とは言えないためバイオシミラーと言いますが、これらも今後出てくるので、関節リウマチの治療は更に誰にどのような治療をしていくべきか見定めていかなければなりません。でも、まだ使用前に十分と言える有効性予測はできないのです。
先輩先生方の時代は、ステロイド薬や金製剤などしかなかったから関節が破壊されていくのを指をくわえて見ていくしかなかったので、さぞかし無念であったろうと思います。
だから、贅沢な悩みとも言えるかもしれませんが、種々の薬剤がある今日、それでも原因治療とは言えず関節リウマチ治療には課題が山積みです。
今ある薬剤を適切に使用しより良い結果を残すべき日々努力するしかないのです。