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2017.02.02
関節リウマチ
トシリズマブ(アクテムラ®)|リウマチ内科|浦安せきぐちクリニック
生物学的製剤として、メイドインジャパンのトシリズマブ(アクテムラ®)は、ヒト化抗ヒトインターロイキン-6レセプターモノクローナル抗体という舌をかんでしまいそうなものですが、マウスからの抗体を遺伝子組換え技術を利用してヒト化した薬剤です。関節リウマチの治療には欠かせない素晴らしい薬剤で、点滴と皮下注射の2種類が選べるのも利点の一つです。また、トシリズマブ(アクテムラ®)は、他の生物学的製剤とは異なった機序で効果を出します。
この機序により、普通、感染を起こせば、熱がでたり、だるくなったりと何らかの症状がでてきますが、そういった症状が分かりにくくなってしまいます。つまり重症になっても症状がないこともあるようです。そこで、 対応としては、咳や痰などの軽いと思われる症状がでてきた場合にも、これくらいの症状は大丈夫と自己判断をせずに必ず、予約日でなくとも医師の判断を仰いでください。当院では、そのような対応をされることを切に望んでおります。
文責:浦安せきぐちクリニック(内科・リウマチ内科・皮膚科・泌尿器科)院長 関口直哉