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2014.11.24

浦安・新浦安・行徳・葛西・船橋のリウマチ科

B型肝炎|免疫抑制剤の治療前にチェックすべきもの

浦安せきぐちクリニック(内科・リウマチ内科・膠原病内科・皮膚科・泌尿器科)院長の関口です。今回は、B型肝炎についてです。
これは、B型肝炎ウイルスに感染することでおこる感染症のことです。
ウイルスによる肝炎(ウイルス性 肝炎)には、A型からE型まで5種類あり、B型肝炎ウイルスはこの中のひとつです。
B型肝炎ウイルスは、「ジェノタイプ」と呼ばれる遺伝子の型によってAからHと8種類に分類されます。
B型肝炎ウイルスに感染すると肝硬変から肝癌になる可能性が高まります。
ときに肝硬変を経ず肝癌になることもあります。
B型肝炎は、他の肝炎ウイルスに比べて急激に肝機能障害が進み致命的になる場合もあり問題視されております。
●B型肝炎の感染経路
感染経路は、その大半は母子感染です。
他には、性交渉、不衛生な環境でのピアスや覚せい剤注射器の回しうち、不衛生な針による入れ墨などがあります。
日本では「ジェノタイプB」「ジェノタイプC」の2種類がほとんどを占めておりましたが、最近 は「ジェノタイプA」というヨーロッパ型のものが都市部を中心に認められるようになってきました。
この「ジェノタイプA」の感染経路は性交渉であるので、性交渉前年齢におけるB型肝炎ワクチン接種が予防として大切となります。
しかしながら、麻疹、風疹やインフルエンザなどのワクチン接種は行ってもB型肝炎ワクチンを性交渉前年齢において接種している方は日本においてはまだまだ少数であるという現実があります。
このため、B型肝炎ワクチン接種も積極的に取り組んでいく必要性があります。
●B型肝炎に感染しているかどうか調べるには?
血液検査で、簡単に調べることが可能です。浦安市・市川市では健診の際に調べることが可能です。
●B型肝炎の治療は?
35歳を境にして、35歳未満ならば経過観察か入院によるインターフェロンという注射による治療を行い免疫力を増強しB型感染ウイルスの活動を抑えこみます。
35歳以上の場合には、内服による核酸アナログ治療でウイルスの増殖を抑えます。インターフェロンも使用することがあります。この場合、長期にわたり内服する必要性があります。
●B型肝炎になってしまった場合、日常生活の上で気をつけることは?
肝炎ウイルスで肝臓に負担がかかっている訳ですので、肝臓を痛めつけることは極力避けなけれ ばなりません。
アルコールや肥満は肝臓へのダメージが大きいため、禁酒と体重管理が重要です。
激しい運動は、肝臓への負担になりますので運動をする場合にはウォーキングなどほどほどなものにすることも大切です。
●関節リウマチの方で、メトトレキサートや生物学的製剤をご使用になられている方への注意
乳児期にB型肝炎に感染した場合、症状のない無症候性キャリアという状態になっていることがほとんどです。
この場合、関節リウマチの治療を不用意に開始すると肝機能障害が急速に進み致命的になることがあります。
当院は、肝炎感染がないかを治療前にチェックをしておりますのでご安心ください。
B型肝炎感染が判明した場合でも、関節リウマチの病状により治療を行うことがありますが、この場合に、肝臓専門医と共同で治療にあたることが大切です。

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