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2014.10.20
その他の診療
頭部CT
急に始まった頭痛、激しいめまい、頭部をぶつけた、ひどい鼻かぜがあり頭痛もある場合には、頭部CT撮影がたいへん有用です。
では、頭部CTはどういう場合に有用か、以下にまとめてみます。
1)利点
クモ膜下出血、脳出血、外傷による出血の診断能力
頭蓋骨骨折の診断能力
蓄膿症の診断能力
脳腫瘍の診断能力
痴呆などを引き起こす脳萎縮の診断能力
ある程度時間の経った脳梗塞
約1分程度で撮影可能
2)欠点
被爆すること(ただし、頭部の場合は被爆量は少なく、当院では体を放射能防護エプロンで覆いますのでかなり被爆量は抑えられます)
症状が出現してから6~8時間未満の早期脳梗塞は診断が出来ない
妊娠中は撮影できない
このようなことを頭に入れながら、適宜、撮影を行っております。
結果は、即日判明します。
なお、診断のため場合により頭部MRI検査が必要な場合は、提携している東京ベイ浦安市川医療センターでの撮影予約を当院外来でお取りしております。