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2014.07.25
内科
アセトアミノフェン(カロナール Ⓡ)
シクロオキシゲナーゼ阻害活性が弱く、抗炎症作用も明らかではないため基本的にはNSAIDsには分類されない。
解熱作用として、視床下部の体温中枢に直接作用して熱の放散を増大させることにより解熱作用を発揮する。
COX阻害活性は弱く、抗炎症効果はほとんど認められない。
鎮痛効果の主な機序は不明である。
特にアルコール多量常飲者では肝障害をおこしやすいので注意が必要。
通常量では、消化管障害を増加させないが2000mg/日を超える使用では消化管障害を増加させるという報告もある。
NSAIDsに比較すると有効性は弱いが、安全性が極めて高い鎮痛・解熱薬である。