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2022.07.03

リウマチ内科

オルミエント®︎(一般名バリシチニブ)

オルミエント®︎(一般名バリシチニブ)は、既存治療で効果不十分な関節リウマチに2017年に承認されたヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬という新しい作用の1日1回服用する内服薬です。当院でも、活動性の高い関節リウマチの方には、お勧めする薬剤の一つですが、高額なため人気がありません。病気が、異なっても同じ経路が影響するため、2020年には、既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎に承認され、2021年には新型コロナウイルスによる肺炎に承認されました。当院のリウマチ(膠原病)内科は、この免疫を相手にする診療科ですが、その発病にあたり皮膚からの症状が初発であることも多いため皮膚科を併設しております。唐突ですが、円形脱毛症に対して、どのような印象をお持ちでしょうか?ストレスがかかると、円形に毛が、すぽっと(スポット:spot)抜ける病気と思われておりませんか?円形脱毛症も実は、関節リウマチと同じくJAKというものが、その発病に強く関係する自己免疫疾患の一つで、遺伝、感染、ワクチン接種など様々な要因が重なり発病する病気です。自らを本来は守る免疫細胞が、自らの毛を作る毛根を攻撃し毛が抜けてしまいます。円形脱毛症に加えて、例えば潰瘍性大腸炎、多発性硬化症、関節リウマチなど免疫が関係する他の疾患を合併することもあります。円形脱毛症にもJAK阻害薬が認可される日も近いと期待し待っていたのですが、果たして2022年6月に脱毛部位が広範囲に及ぶ難治の場合に限り承認されました。朗報です。これでこそ、リウマチ(膠原病)内科で慣れ親しんだ薬剤で、皮膚科と共同で診療にあたることができます。当院の本来の役割が果たせます。注意すべきは、その安全性ですが、感染症、とくに帯状疱疹には注意が必要です。別のJAK阻害薬(ゼルヤンツ®︎一般名トファシチニブ)で注目された心筋梗塞・脳梗塞や、静脈血栓塞栓症などにも注意が必要です。いずれにしても主治医と二人三脚で、診療にあたれば早めに対処が可能です。

文責:浦安せきぐちクリニック(内科・リウマチ内科・皮膚科・泌尿器科)院長 関口直哉

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