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2019.03.17
内科
かかりつけ医を持っていますか?|浦安せきぐちクリニック
大阪に勉強しに行った日の朝日新聞からの抜粋ですが、かかりつけ医を「持っている」と答えた方は44%、「持っていない」と答えた方は56%です。答えてくださった方に、「かかりつけ医とはどういうものかご存知でしょうか?」と、あらかじめ尋ねたかどうかは不明ですが、数字だけでは、かかりつけ医を持っている方が多いようです。これも抜粋ですが、「かかりつけ医」とは、どういう医師を指しているかというと、日本医師会会長のお言葉によれば、なんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師のことです。当院の専門性に、全身に症状のでる膠原病があるため、通常診療は総合診療となりますし、加えて、治療が日々進化する分野のため最新の医療情報に目を通すことを当たり前のようにしています。しかし、高齢であるとか、専門とする科目から、そうでない医師も多いと思います。「最新の医療情報を熟知」と「総合的な能力」という2つの点で、かかりつけ医の定義としてはハードルが高いかなと感じました。身近な医師を、かかりつけ医とした方が良いのではと、少し考えてしまいました。いずれにせよ、「かかりつけ医」として、当院を認めていただけるよう、これからも日々精進します。
文責:浦安せきぐちクリニック(内科・リウマチ内科・皮膚科・泌尿器科)院長 関口直哉