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2023.03.27
リウマチ内科
コーヒーブレイク 痛風
私の周りには、兎にも角にもコーヒーが好きな人が沢山おります。コーヒーを多く飲めばプリン体の摂取量が増えるはずなので、この中で、いずれ痛風になるだろうと以前は心配しておりましたが、意外と痛風発作を起こさないことがわかりました。動物性のプリン体は痛風の危険性を高め、植物性の場合は危険性が減るという報告を目にしたからです。ただ、カフェイン摂取量が増えると、痛風の危険性が高まることも報告されていますので、コーヒーに限らず、カフェイン入りの飲みものは上手に抽出することが肝心です。ポリフェノールが、カフェインの悪影響を相殺する可能性も報告されております。そこで朗報です。コーヒーが、おいしくなるように淹れれば解決します。つまり、コーヒーやお茶が、おいしくなるためには容器を見れば一目瞭然で、コーヒーカップ、湯飲みなど先人の知恵には、驚かされるばかりです。つまり、おいしく淹れるためのお湯の温度と量が決まっているので、あの形になるのです。今回は、コーヒーの話ですので、コーヒーに絞っていえば、約90℃くらいの温度で淹れてください。そして、お湯の量は140mLです。これらの条件が、コーヒー豆から美味しい風味や香りを引き出すための最適な範囲とされています。痛風になりにくく、おいしく飲める。一石二鳥です。