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2020.02.28
内科
経済界に広がる新型コロナウイルス(COVID-19)
全国規模で広がりつつある新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が経済界にも広がり、連日のように日経平均株価下落のニュースを耳にします。ブラックスワンというような言葉があるようです。
新型コロナウイルス(COVID-19)が陽性とわかれば、特効薬があるのならば検査をしないのはいかがなものかと言われても仕方ないと思いますが、新型コロナウイルス感染の方で入院を要しない状態の方には、感冒薬くらいしかお渡しできない実態があります。まだ有病率が低い状態なので、ある議員みたいに検査件数が少ないのはおかしい!と憤慨されても、検査自体の信用性が低い状況で陰性が陰性とは言い切れないから、全員にできたとしても結果が信用できないので、陰性手形みたいなものを発行してみても実は陽性でしたということは容易に想像がつきます。
まず、新型コロナウイルス感染を想定して報道されているような症状があれば、2週ほどは動かないことです。
会社も、普段からお世話になっている社員に有給消化をさせる良い機会のため、労働基準監督署からも目をつけられている会社には尚更チャンス到来です。解熱したが下痢が続くので、就業するには新型コロナウイルスではないという診断書の提出が必要と言われて困られた方もおられました。ノロウイルスのような感染力の強い場合もあるので自宅待機が基本です。他の社員にうつしてしまいますので自宅で可能な他の仕事をしてください。なければ日本国として新型コロナウイルス対策をしている今の時期は、有給を取ってください。新型コロナウイルスの方を私は、今のところ当院では一人も拝見していないと思いますので自信を持って新型コロナウイルスではないと言い切ることはできません。会社は、急いで出社させて新型コロナウイルスではないと医療機関が言ったから出社させたと責任をなすりつけるのではなく休ませてあげてください。診断書を社員に求めるのならば、その診断書の料金は会社もちです!