浦安せきぐちクリニック(内科・リウマチ科・皮膚科・泌尿器科)

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2020年3月7日

新型コロナウイルスのPCR検査についての疑問

高熱、咳、呼吸困難、CTで肺炎があるということで入院した方で、医師が新型コロナウイルス以外考えられないということで新型コロナウイルスのPCR検査を行い、やはり「陽性」となった場合、新型コロナウイルスによる肺炎だったということを現時点で行なっていると思います。これは高い確率で診断ができるので無駄のない方法だと思います。統計学的手法に則ったやり方です。
3月6日から新型コロナウイルスのPCR検査に医療保険が適応され医師が必要と認めた方ならば全員に検査ができるようになりました。
それは、良いことと思うのですが・・・。統計学者や医師でない方は不安になっていますから、なぜ全員が新型コロナウイルスの検査を受けられないんだと憤慨しています。それも、なるほどとも思いますが・・・。
有病率、陽性的中率、陰性的中率というものを学んだことがあります。まず用語の説明をさせていただきます。
有病率は、新型コロナウイルスに感染している人がどれくらいいるのかというものです。
陽性的中率は、新型コロナウイルスのPCR検査が陽性となった場合、本当に新型コロナウイルスに感染している人は、どのくらいいるのかというものです。
陰性的中率は、新型コロナウイルスのPCR検査が陰性となった場合、本当に新型コロナウイルスに感染していない人は、どのくらいいるのかというものです。
聞くところによると今回の新型コロナウイルスのPCR検査は、下気道からの分泌物をうまく取れた場合は良いのですが、お粗末な検体であると結果が陰性に出てしまう恐れがあり結果がばらつくそうです。つまり陰性でも陰性でない場合が多いということです。
ダイアモンド・プリンセス号は、閉鎖空間でもあり有病率は高いはずだとは思いますが、そこでの検査でも陰性であった方が下船後、陽性になったという報道を何度も耳にしたときに、やはりなと思いました。
まず新型コロナウイルス感染について日本での有病率がわかっていない現状があります。この有病率がとても大切で、陽性的中率や陰性的中率は有病率に左右されてしまうからです。有病率が低い集団に検査を行うと、正答率が下がってしまい無駄が生じます。PCR検査は、本来はとてもお高い検査です。そして、PCR検査時代ではなく検体の取り方に問題があるのでPCR検査の結果が陽性ならば良いのですが、陰性でも100%は信用できないという難しさがあります。
仮に希望者全員に新型コロナウイルスPCR検査をするとして、陰性にでた人が実は陽性で、大丈夫だからとライブハウスに行ったり屋形船に乗ったりして、感染の第2波となりえます。検査の正答率をあげるため「医師が必要と判断した人に対してPCR検査を行う」として正答率を少しでもあげようとしているわけです。ただ、新型コロナウイルス感染は、とてつもなくひどい症状ならば、どんな医師でもPCR検査が必要と考えるでしょう。しかし、軽い症状で発症してくるのが新型コロナウイルス感染症のため、軽い症状の方を片っ端から検査したら、すぐに検査のための試薬がなくなり本当に必要な人ができなくなる可能性もあります。いずれにせよ、誰もがわからないのですから大混乱です。政府がNHKなどにコロナチャンネルなるものを作り、その番組を見れば詳しくわかり、どうして、現状のような対応を日本を含め全世界がおこなっているのかを国民に知らせないといけないと思います。

以下のリンクから問診票(リウマチ科は初診用と再診用があります)をダウンロードし記入してご来院いただきますと、比較的スムーズにご案内することができます。ご協力をよろしくお願いいたします。ダウンロードできない方でも、受付で対応させていただきますので、ご心配のないようにお願いします。

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