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2020.03.24

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新型コロナウイルス検査について放送されていないこと

ある一時点で、特定の集団に新型コロナウイルス(COVID-19)に感染しているかという調査を行った場合、この全員の数に対して、新型コロナウイルスに感染している人が、どのくらいいたのかという割合を有病率と言います。
新型コロナウイルス検査で陽性だった数/新型コロナウイルス検査を受けた数×100です。
新型コロナウイルスに感染している人を感染していると判断できる陽性的中率と新型コロナウイルスに感染していない人を感染していないと判断できる陰性的中率は、この有病率に大きく左右されるので、どの集団に、検査をしたのかで結果が大きく変わります。

今までの結果より、現在行われている新型コロナウイルスのPCR検査を感度70%(感染している者を検査で陽性と判断できる割合)と特異度90%(感染していない者を検査で陰性と判断できる割合)とした場合、

例1) ダイヤモンド・プリンセス号モデル(密閉環境モデル) 
有病率≒12%
陽性的中率≒49% 
陰性的中率≒96%

例2) 中国湖北省武漢市モデル≒非密閉環境モデル(都市型モデル)
有病率≒1%
陽性的中率≒6.6%
陰性的中率≒99.7%

例3) 成田モデル
有病率≒3%
陽性的中率≒17.8%
陰性的中率≒99.0%

例3)の成田モデルを使用すると、希望者が5000人いたとして、新型コロナウイルスのPCR検査を医師の判断なしで行ったとすると、105人は陽性となりますが、485人は感染していないのに陽性となります。また、実際は感染しているのに、45人は陰性となります。
すべての希望者に検査を行うというと陽性的中率が低くなるので、実際は感染していないのに、感染者と濡れ衣を着せられ隔離させられる人数が多くなってしまいます。これが医療破綻を招くといわれている理由です。また、感染していても感染していないとお墨付きをもらえる人も少なからずいて、意図せずウイルスを撒き散らし、そのうち発症し再検査の結果、新型コロナウイルスに感染していましたということもありますので、流行が止まらない理由です。的を絞らず検査を行うと、良くも悪くも損害が大きいというつまらない話(机上の空論?)でした。だから、WHOが、必要な人に必要な検査をと言うわけです。

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