浦安せきぐちクリニック(内科・リウマチ科・皮膚科・泌尿器科)

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2015年1月12日

関節リウマチの疫学

日本の関節リウマチと診断された方の数は、70万人~100万人で毎年約1万5000人の方が発症しています。
全人口からみた割合は0.5%くらいで、多くても1.0%、これは海外でもほぼ同じです。

年齢別では、働き盛りの30~50歳代に多く、男女比では人口1000人あたり女性5.4人、男性1.1人と女性に多いため女性ホルモンとの関連性が古くから指摘されております。

2015年1月5日

関節リウマチと癌

高齢化を迎え、癌はありふれた病気と言える時代になってしまいました。
関節リウマチの治療を複雑化させる原因の一つに癌があります。

関節リウマチを発症したあとに癌になってしまった、もしくは癌の発症後に関節リウマチになってしまったなど。
発癌と関節リウマチについて、さまざまな研究がなされていますが結論はでません。

その理由は、200人に1人くらいと言われている関節リウマチの方がすぐさま癌にはなりませんし、ほとんどの研究で偏りを避けた質の高いランダム化比較試験という手法を用いるため客観的な薬剤の治療効果を評価するには適しているものの癌のような人生の長い経過でおこる事象を扱うにはやや手法としては劣る点が挙げられます。

2015年1月4日

関節リウマチの発症機序

関節リウマチの発症機序については、昨年、大阪大学、京都大学のグループから興味深い報告がなされました。
しかしながら、全部の関節リウマチの発症について説明はできないのが現状です。

関節リウマチの発症には遺伝的素因に加え環境因子が関連し、この結果、自己免疫現象が活性化する。
この素因や活性化に関連するところが前述の報告で、年月を経て関節炎が発症してくると理解するのがよろしいでしょう。

いずれにせよ関節が腫れて痛むときには早めにリウマチ科を受診されるのが肝要です。

2015年1月3日

関節リウマチ治療の基本となる考え方

早期診断、早期治療に努め根拠に基づく診療を心がける。
病勢のない状態(寛解)を維持するという目標達成に向けた治療を大原則とする。
なお、関節リウマチの診断は、2010年アメリカリウマチ学会/ヨーロッパリウマチ学会の分類基準に従って行う。

当院における治療の信条を箇条書きにすると以下のようになる。

(1)寛解導入・維持
(2)関節破壊・機能障害の阻止
(3)生命予後の改善
(4)最小限の治療薬で最大効果をあげる
(5)抗リウマチ薬(DMARDsとくにメトトレキサート)や生物学的製剤による治療を基本とする
(6)疼痛管理を目的とした抗炎症薬(NSAIDs)は補助療法、不要になったら中止する
(7)ステロイド薬は原則として控える
(8)来院毎に、血液検査・リウマチアンケート用紙などにより病勢評価を行う
(9)半年から1年に1度は手足胸のレントゲンなど画像評価を行う、間質性肺炎のある方は適宜胸部CT撮影を行う
(10)副作用・合併症など安全性には十分配慮する

2015年1月2日

インフルエンザが流行しております

インフルエンザの警報レベルは1週間の定点当たりの報告数が30以上の場合、注意報レベルは1週間の定点当たり報告数が10以上の場合です。

国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、AH3 亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっています。

2015年1月1日

新年あけましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。
本年も皆様のお役に立てるよう努めていく所存です。
よろしくお願い申し上げます。

せきぐちクリニック 院長 関口直哉

2014年12月3日

インフルエンザワクチンについてのご説明

1)接種不適当
インフルエンザワクチンは鶏卵を利用して作られます。
卵を食べて息がつまり、血圧が下がって意識を失い救急車で運ばれたような経験がある方は接種できません。
また、過去のインフルエンザワクチン接種で重篤な副作用を起こした方も接種できません。

2)接種後の反応
接種部位が腫れて痛む(約20%)、軽度の発熱や倦怠感などの全身症状(約10%)が反応としておこります。
2、3日すると自然に軽快しますが個人差がありますので、ひどい場合には受診してください。
接種後、数日から数週して副作用がでる場合があります。なお、1回接種に比べて2回接種の方が副作用を起こす頻度は高まります。

3)まれな副作用
100万回ワクチンを接種すると1人くらいの頻度で、手足の麻痺と呼吸困難を生じるギランバレー症候群をはじめとして命の危険を伴う怖い副作用が生じてきます。
不幸にもこのような副作用に見舞われた場合は、速やかに救急車を呼び病院で治療を受けてください。
早く治療を受けることで救命率が格段に上昇します。

4)救済制度
ワクチンによる入院を要するような重篤な副作用に対しては、医療費の補助など救済措置が取られることがあります。

5)有効性
ワクチン接種は、インフルエンザに罹った際に、肺炎や脳炎になるなどの重症化を防ぐことが第一の目的です。
ワクチンを接種したから、インフルエンザに罹らないというわけではありません。

6)有効性の維持
ワクチン接種後2週すると、インフルエンザに抵抗するための抗体価が上昇し約4ヶ月は上昇したままで、以後、だんだんと弱まっていきます。

7)接種間隔
小児の場合、日本では2回接種が原則となっており、1回目から4週後に2回目の接種をした方が効率良くインフルエンザに抵抗する抗体価があがることがわかっております。
このため特別な理由がなければ2回目接種は4週後にお願いしております。

2014年12月2日

fostamatinib

メトトレキサートが効かない活動性の高い関節リウマチ患者で、fostamatinibとプラセボ(24週間)を比較する52週間のフェーズIIIスタディ

方法:メトトレキサート服用中の患者を、fostamatinib100mgを1日2回、52週内服するグループA、fostamatinib100mgを1日2回、4週間服用後、1日fostamatinib150mg内服するグループB、24週間プラセボを服用後、fostamatinib100mgを1日2回服用するグループCの3グループに割り付け、24週の時点でACR20改善率とmodified total Sharp/van der Heijde scoreを評価する。

結果:本試験のfostamatinibもしくはプラセボのいずれかに割り当てられた患者は特徴に差はなくバランスが取れていた。
24週におけるACR20改善率は、グループAとグループBがグループCに比較していずれも優れていたが、 modified total Sharp/van der Heijde scoreについては差が認められなかった。
副作用としては、高血圧、下痢が認められた。

fostamatinibの善し悪しについては少し静観します。

2014年12月1日

便秘

●便秘とは?
便秘を正確に定義することは困難です。強いて言えば、「便の回数が週に3回以内と少なく、便をだすのも やっとで、その上、便をしてもした気がしない状態のこと」ということになります。
便秘を分類すると主に2種類となります。
例えば大腸ガンなどで腸が狭窄もしくは閉塞する結果おこる器質的便秘、もう一つは腸の動きがおかしくな る機能性便秘です。この機能性便秘は、さらに結腸が動かなくなる弛緩性便秘、結腸(とくにS状結腸)が 動こうとしすぎてかえって痙攣してしまうためにおこる痙攣性便秘、その名のとおり直腸からの便の出が悪 くなってしまう直腸性便秘にわけられます。いわゆる「慢性の便秘症」の方は、弛緩性便秘に分類されま す。器質的便秘については原因の治療をしないと良くならないため割愛します。

●機能性便秘の主な原因
-弛緩性便秘
便が大腸に長くとどまるためどんどんと水分が吸収され(結腸は水分を吸収する場所)硬い便となり栓のよ うになり余計でなくなるものですが、でた場合には便が太いのが特徴です。主な原因としては、加齢、運動 丌足、ねたきり、中枢神経疾患、便を習慣的に我慢すること、長期に下剤を飲んだため結腸の粘膜が鈍く なっておこるもの(下剤は、漫然と飲み続けてはいけません)、薬剤、ほかに、旅行などの環境の変化、高 カルシウム血症、甲状腺機能低下症、糖尿病、腹腔内の炎症・尿路結石・胆石症・急性虫垂炎などによる強 い痛みでも反射的に腸管が麻痺しておこります。

-痙攣性便秘
副交感神経の刺激状態のため、腸管の運動が強くなり腸管自体の収縮がむしろ強まるため便秘となるもので す。便は、兎の糞みたいにころころしたものとなり、便をしてもすっきりせず、腹痛、おなかのはりなどを 感じます。代表的な原因は、過敏性腸症候群です。

-直腸性便秘
主な原因は、加齢、便意の無視・がまんです。

●治療
-弛緩性便秘
結腸の動きを良くする2種類の下剤を使います。

-痙攣性便秘
便を柔らかくする下剤と、興奮しすぎた結腸の運動を調整する薬剤で治療します。

-直腸性便秘
排便習慣が大切のため便意はがまんしないことが鉄則ですが、必要に応じて浣腸や坐薬を使用します。

2014年11月30日

インフルエンザ流行期目前

●朝日新聞より引用

インフルエンザが流行期入り目前になっている。厚生労働省は28日、全国約5千カ所の定点医療機関から直近の1週間(17~23日)に報告された患者数が計4619人で、1施設あたり0・94人になったと発表した。全国的な流行開始レベルは1施設あたり「1人」。患者数は前週(10~16日)の約2・6倍に跳ね上がった。

特に首都圏の埼玉、千葉、東京、神奈川の4都県で目立ち、1週間後には全国的な流行期に入るとみられる。検出されたウイルスは直近5週間ではA香港型が大半を占めるという。

国立感染症研究所の砂川富正・感染症疫学センター第二室長は「昨季より3週間ほど早い。インフルエンザのピークは例年1月末から2月初めだが、予防接種はできるだけ早めに済ませてほしい。手洗いなどの予防も忘れずに」と話す。

都道府県別の1施設あたりの患者数は、岩手が6・20人で最も多く、福島2・76人、神奈川1・96人、東京1・92人、埼玉1・83人、愛媛1・80人、千葉1・63人、大分1・40人、長崎1・33人、沖縄・山形各1・02人が続いた。北海道は0・94人、関西では奈良が0・87人、大阪0・78人、兵庫0・72人の順だった。

休校や学年・学級閉鎖になった保育所、幼稚園、小中高校は26都道府県の130施設で、前週の16都道府県42施設から増えた。

東京都は、27日に都内でインフルエンザの流行が始まったと発表。昨季より約1カ月早く、過去5季でも最も早いという。都感染症対策課によると、幼稚園と小中高校の学年・学級閉鎖は9月から11月23日までに計47施設に上り、昨年同期と比べ4倍多いとしている。

以下のリンクから問診票(リウマチ科は初診用と再診用があります)をダウンロードし記入してご来院いただきますと、比較的スムーズにご案内することができます。ご協力をよろしくお願いいたします。ダウンロードできない方でも、受付で対応させていただきますので、ご心配のないようにお願いします。

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