浦安せきぐちクリニック(内科・リウマチ科・皮膚科・泌尿器科)

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【浦安せきぐちクリニック】内科・リウマチ科(関節痛)・皮膚科・泌尿器科
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2017年3月4日

関節リウマチの生物学的製剤治療中に、なぜ細菌性肺炎が多いのか(浦安・新浦安・行徳・葛西・船橋のリウマチ科・内科・皮膚科・泌尿器科のクリニックならばせきぐちクリニック)

浦安のリウマチ科・内科・皮膚科・泌尿器科のせきぐちクリニックの院長、関口です。

関節リウマチにおける生物学的製剤の治療を受けている際の感染症として、まず注意しなければならないものは細菌による肺炎です。この細菌性肺炎は、肺胞内に侵入した細菌が増殖することで発症しますが、われわれの体には細菌に対する攻撃部隊である好中球がもともと備えられております。

しかし、せっかく備えられていても実際の感染部位に到着するのに約24時間くらいかかってしまいます。
24時間後くらいから、やっと攻撃部隊が感染部位に到着し攻撃を始め、感染部位が徐々に限局されていきます。

これが肺炎治癒の流れです。

この攻撃部隊である好中球を感染部位まで、効率よく誘導するために重要なものがTNF、IL-1、IL-6、IL-8などのサイトカインと呼ばれる物質です。
生物学的製剤が抑えているものの代表といえば、TNF、IL-6です。

つまり、生物学的製剤治療中は攻撃部隊を感染部位まで誘導する力が落ちていると考えてしまえば、細菌感染である細菌性肺炎の発症頻度が多くなるのも、なるほどと思いませんか。

2017年3月3日

授乳中の関節リウマチ治療(浦安・新浦安・行徳・葛西・船橋のリウマチ科・内科・皮膚科・泌尿器科のクリニックならばせきぐちクリニック)

浦安のリウマチ科・内科・皮膚科・泌尿器科のせきぐちクリニックの院長、関口です。
産科学会では、授乳中の禁忌薬剤は、まずは抗がん剤、当たり前です。
次に、放射性ヨード製剤、これも当たり前です。そして、これ以外は慎重に服用ということで授乳中は比較的問題ないというスタンスの様です。

では、これにならい授乳中の関節リウマチ治療薬については大丈夫とするには確たる証拠がないため、リウマチガイドラインでは、エタネルセプト(エンブレル®)は比較的安全かもしれないが安全性を保証しうる根拠に乏しいため、原則は、授乳中は関節リウマチの治療をよく考えたうえでということになっております。

このため、当院では、1年くらい授乳できた方は断乳をお勧めし、しっかりとした抗リウマチ薬で治療を開始するという立場で治療させていただいております。
授乳したてのときには、母乳の大切さからステロイド薬などを短期的に服用いただくか、リウマチの勢いが強く断乳もできないときは、金銭的に問題がなければエタネルセプト(エンブレル®)をお勧めしております。

2017年2月24日

関節リウマチになると花粉症が軽くなる?

なぜか関節リウマチになってから、花粉症が軽くなったようなんだよね。

久しぶりにこのようなお話を伺いました。
ちょうど私が研修医のころにこのようなお話を伺ったことがあります。

当時は、リウマチが悪いと花粉症などのアレルギーは軽くなると信じられていた様子です。

最近は、様々な病態でリウマチという病態が完成されるので、こんな単純なことはないだろうと思っていた矢先のお話ですのでなつかしさと、やはり、個人個人で反応が違うということを改めて実感し、今後もお話をしっかりと伺い個人個人にあった治療をすべきだと強く心に誓った瞬間でした。

いつもながら、診療の際には、皆様から教えていただくことが多く感謝しております。
これからもどうぞよろしくお願いします。

2017年2月3日

生物学的製剤治療を受けた方における帯状疱疹ウイルス感染(浦安・新浦安・行徳・葛西・船橋のリウマチ科・内科・皮膚科・泌尿器科のクリニックならばせきぐちクリニック)

浦安のリウマチ科・内科・皮膚科・泌尿器科のせきぐちクリニックの院長、関口です。

帯状疱疹は、脳神経後根神経節に潜む水痘・帯状疱疹ウイルスが再び活性化されることでおきます。
診療の際、私は結構、気にしております。

この感染症についてアルゼンチンのJ.P.Pirola氏らはリウマチ性疾患を持つ方の特徴と帯状疱疹ウイルス感染の頻度をBIOBADASARのデータベースを用いて調べております。
BIOBADASARのデータベースには2016年1月の時点で3483人が登録され、平均年齢は56.1歳、女性がだいたい5人に4人でした。

疾患内訳は、関節リウマチが5人に4人でほとんどを占め、他に乾癬性関節炎、若年性特発性関節炎、全身性エリテマトーデスでした。そして、生物学的製剤を使用していたのは5人中3人くらいの割合でした。生物学的製剤の内訳は、40%がエタネルセプト、22%がアダリムマブ、10%がアバタセプト、8%がリツキシマブでした。

この中で25人に帯状疱疹が起こり、そのうち22人は生物学的製剤を使用しておりました。生物学的製剤使用から約11ヶ月ほどで帯状疱疹になっておりました。
22人の帯状疱疹罹患者の生物学的製剤使用内訳は、10人がエタネルセプト、4人がアバタセプト、4人がリツキシマブでした。

解析をさらに詳しくすると、ステロイド使用、生物学的製剤を使用している方に帯状疱疹となる危険性が高いことがわかっております。
逆にメトトレキサートは帯状疱疹の危険性が低かったと大変興味深い結果が発表されておりました。

このデータベースでは、1000人のリウマチの方を1年どうなるかと経過を追うと、セルトリズマブは5.5、トシリズマブは5.5、インフリキシマブは3.5、エタネルセプトは2.2、アバタセプトは2.2とだいたい2~5人は帯状疱疹を併発するようですが、なぜかアダリムマブだけは0.4と少ない結果でした。

?という結果です。

2017年2月2日

トシリズマブ(アクテムラ®)

生物学的製剤として、メイドインジャパンのトシリズマブ(アクテムラ®)は、ヒト化抗ヒトインターロイキン-6レセプターモノクローナル抗体という舌をかんでしまいそうなものですが、マウスからの抗体を遺伝子組換え技術を利用してヒト化した薬剤です。

関節リウマチの治療には欠かせない素晴らしい薬剤で、点滴と皮下注射の2種類が選べるのも利点の一つです。

また、トシリズマブ(アクテムラ®)は、他の生物学的製剤とは異なった機序で効果を出します。
この機序により、普通、感染を起こせば、熱がでたり、だるくなったりと何らかの症状がでてきますが、そういった症状が分かりにくくなってしまいます。

つまり重症になっても症状がないこともあるようです。

そこで、 対応としては、咳や痰などの軽いと思われる症状がでてきた場合にも、これくらいの症状は大丈夫と自己判断をせずに必ず、予約日でなくとも医師の判断を仰いでください。
当院では、そのような対応をされることを切に望んでおります。

2017年2月1日

リウマチ専門の意味について考えてみた

三省堂大辞林で、「専門」という言葉を調べると、一つの方面をもっぱら研究したり、それに従事したりすることとあります。
つまり、「リウマチ専門」とは、全身性の炎症性疾患であるリウマチをもっぱら研究したり、その治療に従事したりすることとなリます。

とある研究会に参加した時に、発表しているある医師が、自分のクリニックを初のリウマチ専門クリニックと紹介していたのを思い出します。
さぞかし、その診療体系は参考になるだろうと期待をしましたが、関節の腫れや痛みをもっぱら治療するだけで、通院中の方が感冒症状を呈した場合やリウマチ治療に伴う肺炎などの場合、つまり内科的な治療を必要とした場合は近隣の提携病院にお願いするということでありました。

確かに病診連携をしている点から診療体系は完成していますが、全国のリウマチ専門医の先生方は、すでに同じことはされているわけで特別さは全くなくがっかりしたことを覚えております。

関節リウマチは全身性の炎症性疾患であり、これを対象とするわけだから治療やそれに伴う合併症や副作用の対応全ての管理をしないと本当の意味で「リウマチ専門」とは言えないのではないかと私は考えて、そうあるべきと医療機器も揃え日々努力しております。

2016年12月6日

関節リウマチかと思ったら・・・

関節リウマチが心配ならば、以下の項目をチェックしてみてください。

□朝、起きたときに手足が動かしにくい、力が入りにくいという症状が15分以上ある
□1週間以上、3つ以上の関節が腫れている
□指先から2、3番目の関節や手首、足首、足の指の付け根の腫れが1週間以上続く
□腫れている関節を押すと痛みがある
□微熱や体重減少、全身倦怠感がある
□関節が変形している

もし、該当するところがあれば、一度、お越しください。

2016年11月10日

関節リウマチの遺伝的な危険因子

Hanna W van Steenbergenらの論文を読んでみると、治療の変遷や関節リウマチを悪くする遺伝的な要因など興味深いことが書かれておりました。
以下、羅列します。

1993年から1995年は、まず非ステロイド性抗炎症薬で治療をしていた。

1996年から1998年は、まずハイドロキシクロロキン(現在、全身性エリテマトーデスに日本でも限局的に使えるようになりました)やアザルフィジンなどで治療をしていた。

また、1999年以後は、現在の治療体系、つまりメトトレキサートが使える方にはメトトレキサートでまず治療している。

ACPA陽性の関節リウマチで、CD40におけるrs4810485やSPAG16におけるrs7607479が関節破壊と関係する。

省略。

結論として、遺伝的な要素をも組み合わせるとレントゲンでの関節破壊の予測効果がさらに高まるとのこと。
これからに期待しましょう。

2016年3月1日

期待の新人・・・ロコア®テープ

大正富山医薬品・帝人ファーマから、経皮吸収型鎮痛消炎薬としてロコア®テープが発売されております。
一般名はエスフルウビプロフェン・ハッカ油で、効能効果は変形性関節症における鎮痛・消炎です。

注意点は、その経皮吸収の良さから1日2枚までと枚数制限があるということです。
フルルビプロフェン経口薬の通常用量と2枚の経皮吸収量が同等というのですから、技術開発よく頑張りましたというところです。

フルルビプロフェン(フロベン®)は、先輩医師ならば使用したことがあるのでしょうが、私はというと全く処方したことがござません。
そのフルルビプロフェンがこのような形で登場とはとても驚きました。

実際、自らで試してみると効果は、他の貼付剤とは比べ物にならないくらい高いと思いました。
しかし難点としては、吸着力が強いので剥がすときにとても痛かったということです。

最後に注意点は、他の痛み止めとの併用は控えるべきということです。

2016年2月20日

青べか物語の舞台となった浦安のリウマチ専門医の独り言・・・CーOPERA

セルトリズマブという生物学的製剤についての日本人の行ったCーOPERAという研究があります。

私として興味を持ったことは2つ。

関節リウマチの活動性が高い場合は、週12から16mgのメトトレキサートを服用しても関節破壊は進行してしまうということ。
最初からセルトリズマブとメトトレキサートを併用する場合には、必ずしも高用量のメトトレキサートは必要ないということ。

確かにと実感しました。

当院でも、事情があって増やせずに少量のメトトレキサートにセルトリズマブを併用している方がおられます。
注意深く診察させていただいておりますが、とてもよく効いて関節破壊の進行はありません。

日本人の出すデータというのはとても細やかで大変良いですね。

以下のリンクから問診票(リウマチ科は初診用と再診用があります)をダウンロードしていただき、あらかじめ記入してご来院いただきますと、比較的スムーズにご案内することができます。ご協力をよろしくお願いいたします。

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