浦安せきぐちクリニック(内科・リウマチ科・皮膚科・泌尿器科)

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2020年6月20日

インバウンド (inbound)を知っておこう。

今までは、日本から海外にいく人の方が、海外から来る人より圧倒的に多かったのですが、5年くらい前から逆転し、海外から来る人が多くなりました。これが、この度の新型コロナウイルス感染による非常事態宣言を招いた原因の一つです。これからも、海外から流入する感染症は増えるいっぽうです。このたびの教訓を、われわれ一人一人がどのように生かすことができるかが、今後、問われるでしょう。

2020年6月14日

新型コロナウイルス対策は、今後も後手に回るだろうな。

現在、新型コロナウイルスとは別の要件で厚生労働省に質問しておりますが、その質問に対処する部署は〇〇で、その続きの質問に対処する部署は△△ですと言われて、答えが1週間してももらえません。私のした質問は、25字程度の簡単なものです。厚労省の担当内線番号は、こちらとあるから、そこに電話をしてのことです。同じことが、新型コロナウイルス対策にも影響を与えております。つまり、以前から言われている各省庁の細分化しすぎている縦割り構造が、新型コロナウイルスに対する対策の「スピード感」を打ち消してしまっているのです。結論を出すまでに、とてつもない無駄な時間を費やす結果となっております。整理ができない人たちの集まった省庁の構造が、日本の足かせになって何年の時を経たのでしょうか?新型コロナウイルスが、起爆剤となってくれれば良いのですが、きっとダメでしょうね。1人で出来る仕事を、多くの人の関わりをあえて作って行うという責任転嫁をしやすい構造を改善しないと、感染症の早い動きには、追いつかないでしょう。だから、この後も、新型コロナウイルスの第2波を抑えられるわけがなく、また後手に回るという予想で、備えていないといけない。新型コロナウイルスに感染するには、感染するだけの十分な理由があるはずです。過度の自粛は不要ですが、人との接触は、今年は、できるだけ最小限にしておくことが大切と思います。

2020年6月13日

新型コロナウイルスの第2波は、本当に来るのか?

スペインかぜの経験から、第2・第3波が来ると、世界中の専門家は考えております。おそらく正しいでしょう。日本は、4方が海で囲まれている島国ですから、人や物の流れがないと立ち行かない国家です。つまり、ある時期に渡航制限を解除していくと思います。すると、まだ新型コロナウイルスの感染が収まっていない多くの地域から、感染しているのに気づかない人が流入してくるわけです。これを検疫で、水際対策として抑えられる可能性は、かなり低いと考えられております。1日、たった10人の新型コロナウイルス感染者が入国しただけで、第2波となってしまう可能性がでてくるようです。今年の初めは屋形船での集団感染、今は新宿歌舞伎町での集団感染と、共通する点は、政府が言う「3密」です。自粛が解除されたから、さあ、飲み歩こうなどと思うと足を掬われますので、今年1年は勉学に励む学生のように、もしくは、仕事はしっかりするが寄り道せず家で過ごしてと必要なことだけをすると感染する可能性が、とても減ります。

2020年6月12日

新型コロナウイルス抗体 IgM・IgG

希望の方に、新型コロナウイルス抗体IgM・IgG抗体を測定しておりますが、陽性率は0です。新型コロナウイルスに感染したという可能性が、ほぼないでしょうという方に対して測定したため、統計学的にも陽性率0は、当たり前です。今頃になって、営業自粛は無用だったとか、いわゆる専門家という方が出てきて評論されておりますが、後出しジャンケンのようで悲しい限りです。日本全国で、皆が一丸となって、新型コロナウイルスに立ち向かったという事実は間違いなく称賛されるべきで、結果として一時的な小康状態となっております。

2020年6月7日

乳がん 関節症状 関節リウマチ 骨粗しょう症

乳がんで、エストロゲン受容体陽性であると、閉経前はタモキシフェン、閉経後はアロマターゼ阻害薬を使用されることがあると思います。乳がんが、発症しやすい年齢と、関節リウマチが発症しやすい年齢が似ているせいか、乳がん治療を受けてから関節が痛くなったので関節リウマチが心配と相談されることが、よくあります。たしかに、タモキシフェンよりもアロマターゼ阻害薬(アリミデックス、アロマシン、フェマーラ)を使用されている方が多い印象です。10493人の検討をしたイタリアからの論文でも、タモキシフェンよりもアロマターゼ阻害薬を使用している方が、関節リウマチ になる危険性が高いということです(*1)。アロマターゼ阻害薬の治療を受けていると関節症状を自覚される方の割合は5人のうち少なくとも2〜3人、このために治療を中止しないといけないという場合も、多いと5人に1人くらいと無視できません。トルコからの論文(*2)ですが、新たに乳がんと診断された128人のうち、10人が関節リウマチを発症したという報告があります。関節リウマチは、女性に多く古くから女性ホルモンとの関係を言われておりましたが、この女性ホルモンを少なくする治療で、なぜ関節リウマチが発症するのかは疑問であります。エストロゲンというホルモンを少なくする治療ですから、骨粗しょう症にはなりやすく、このため知らずに骨折をおこして筋骨格系の訴えが多くなります。関節症状は、この骨粗しょう症が原因とも言われておりますので骨密度(DXA)を撮影し、しっかりと精査をすることが大切です。「乳がん」「関節症状」「関節リウマチ」「骨粗しょう症」、この4つをしっかりと評価することを、当院では心掛けております。
*1 Caprioli M et al. RMD Open 2017;3:e000523.(PMID: 29071118)
*2 Figen Tarhan et al. Eur J Breast Health 2020; 16(1):55-60

2020年6月1日

新型コロナウイルスワクチン接種の結果が中国から発表されました。

中国で、108人を3つの群にわけて、濃度を変えた新型コロナウイルスワクチン接種の結果が、発表され、概ね効果が期待できるという話です(第1相試験)。早く実用化され、皆がワクチン接種を受け、新型コロナウイルスを平気と考えられる世の中に早くなってほしいものです。
Feng-Cai Zhu et al. www.thelancet.com Published online May 22, 2020 https://doi.org/10.1016/S0140-6736(20)31208-3

2020年5月31日

現在に至るまでの新型コロナウイルスの動きのおさらい(4月30日のブログの追記)

武漢からの帰国者・旅行者からの新型コロナウイルス、ダイアモンド・プリンセス号からの新型コロナウイルスの感染拡大の阻止はできていた。しかし、イタリア北部と韓国からの入国規制が3月2日、世界からの入国規制が3月19日であり、この間は残念なことに、ざる状態。春休みにアメリカやヨーロッパに行っていた学生や旅行者による感染拡大を許してしまった。そして、魔の3日間、つまり3月20日から3月22日の連休で感染が広がっていった。マスコミも責任があると思いますが、少し気を抜いて良いように思えてしまうような報道の仕方をしていたと思います。2月下旬に出入国禁止など厳密な対策を取らなかったことが一番の敗因ですが、個人的には、「なぜしないのか」と4月30日のブログにも書いたとおりです。政府の対応は、いつも意味不明です。まだ、「安倍のマスク」が届きませんよね。やや値は張りますが、マスクは以前よりも購入しやすくなったのではないでしょうか?さきの大失敗のおかげで、新型コロナウイルス共存時代となりましたが、これからは自粛生活を強いられたときに学んだ生活術をうまく継続することが大切です。無駄を省き、効率よく振舞うことが大切なのだと思います。有効なワクチンができるまで、皆でがんばりましょう。

2020年5月25日

新型コロナウイルス抗体検査(IgM・IgG)をやってみた。

手に入れることができたため、無症状の希望者を集い新型コロナウイルス抗体検査を行いました。私自身も含め、五人だけの結果ですが、すべてが、IgM・IgGともに「陰性」でした。
抗体検査の問題点は、感染した後、数週後に測定しないと十分な抗体が作られていないため「陰性」とでることと、「かぜ」と言われるコロナウイルスにも反応し「陽性」とでることです。
(1)抗体検査が「陽性」でも、絶対に新型コロナウイルスに感染したとは言い切れないから、症状とPCR検査の結果を加えて総合的に「陽性」の判断をしないといけないこと。
(2)「陰性」と出た場合は、だいたいが感染していないと考えて良いが、抗体が作られていない時に測定してしまったがため「偽の陰性」となる場合が、少なくとも存在すること。
(3)無症状の方に、抗体検査をした場合と有症状の方に、抗体検査をした場合の解釈は自ずと変わること。
この3つを理解しておくことが大切です。抗体検査は、はっきりしないなと思われる方が多いと思います。実は、PCRも同じです。白黒はっきりという方には、しっくりこない話と思います。
多くの方が、日本でも新型コロナウイルスに感染してしまいましたが、それでも集団免疫を獲得するには至っておりません。つまり、これからも感染するべく感染します。
新型コロナウイルスに感染すると、無症状の期間に感染を広げるという特徴があります。だから、自分が感染しているかもしれないと思い不要かつ不急な行動は、これからも控える「忖度(そんたく)」「思いやり」が大切です。とうとう緊急事態宣言が全国で解除されてしまっため、招かざる新型コロナウイルスとの共同生活が始まってしまいました。自分を、そして大切な人を守ることができる人は、もちろん、あなた自身です。

2020年5月24日

位置情報

大阪で、新たに4人、新型コロナウイルスの感染者が出ました。うち3人は、感染経路の追える病院スタッフということです。感染は、発症日を含む5日前までの接触者を追う必要性があるので、携帯の位置情報が大切です。今、新たな取組で、中国がしていたような、もしくはシンガポールかな、スマートフォンの位置情報をもとに接触した可能性のある人がわかるアプリが開発されております。早く出ると良いですね。

2020年5月24日

コロナ55

新型コロナウイルス感染者が発症した5日以内までに接触した人は感染の危険があり、逆に、発症して6日目以降に接触しても感染しなかったということでした。そして、呼吸困難、咳など明らかな症状をともなうウイルス性肺炎は8日後くらいに見つかるのですが、このときは新型コロナウイルス自体の感染力は落ちているという報告でした。新型コロナウイルスが直接、肺炎を引き起こすというわけでなく、新型コロナウイルスがいることにより引き起こされた過度の免疫亢進状態(サイトカインストーム)による過度の炎症反応のための肺炎と考えられる所以です。なるほど、炎症を抑える働きのある関節リウマチの薬が効くわけです。発症前の5日間は、症状がない感染者が、動き回ると感染をどんどんと拡大させ、発症した後は、動けないから5日間くらいは家庭内でどんどん感染を拡大させるということを我々は知らなければならない。以前、欽ちゃんこと萩本欽一さんが「コント55」というコンビ名でしたが、これを真似て「コロナ55」とでもしましょう。つまり、発症前後5日は、とても危険な期間という認識を持ちましょう。緊急事態宣言解除→安心→今までのうっ憤を晴らそう→不必要な外出増加→感染拡大ということを心配します。今までどおり「3密」を避けましょう。加えて時間の要素、つまり2m以内の接触は、多くとも15分以内が望ましい。これから皆の気が緩みがちです。これからの日本が、台湾のようになるのかどうか・・・。
このブログを読んでくださっている方には、手に入りやすくなったときには、今後の感染拡大に備えてアルコールやマスクの備蓄をおすすめします。

Hao-Yuan Cheng, MD, MSc et al. JAMA Intern Med. doi:10.1001/jamainternmed.2020.2020 Published online May 1, 2020.
Zou L et al.SARS-CoV-2viral load in upper respiratory specimens of infected patients. N Engl J Med. 2020;382(12):1177-1179.
https://www.med.or.jp/doctor/kansen/novel_corona/009082.html

以下のリンクから問診票(リウマチ科は初診用と再診用があります)をダウンロードし記入してご来院いただきますと、比較的スムーズにご案内することができます。ご協力をよろしくお願いいたします。ダウンロードできない方でも、受付で対応させていただきますので、ご心配のないようにお願いします。

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